2015年10月26日

香嵐渓シンポジウムを終えて



















一つ前の記事の続きです。



第6回香嵐渓シンポジウムが2015年10月17日(土)、足助病院にて開催されました。

今回のテーマは「いつまでも、ここで生きる」 高齢化と過疎化が進む中山間地域におけるエイジング・イン・プレイス - 共助型の移動支援と見守りサービスの構築を目指して -
というものでした。



質疑応答の時間に、89歳の一般市民の女性の方が手を挙げて次のような内容の発言をされました。




『その昔、終戦後、わたしは岡崎〜名古屋から足助の山あいの集落にやってきた。
そんな不便なとこへ、とみんなが言ったけれど不便かどうかすらもよくわからないような、そんな感じで暮らし始めた。
以来ずっと車に乗ってきた。
一人でどこへでも出かけた。
84歳で家族から危ないからもう運転しないでと言われ、免許証を泣く泣く返納した。
ワガママ言ってはいけない、私が車に乗りたいのはワガママなんだ、そう思ってきた。
いまはアイマールバスで病院に来て、早川院長先生のサロン(みんなで院長のお話を聴くコーナー)やら脳いきいきクラブなどに頻繁に参加している。
それがとても楽しみ。

今日のお話を聴いて思いました。
89歳の私が自分で車に乗り出かけたいと思う気持ちを抱くことはワガママじゃないのかもしれないと。意を汲もうとして下さる方々がいらっしゃるのだと。』






正直な気持ちをお話して下さったのですが、すべてを包み込むようなお話で、この方に今年の難しいテーマ(高齢化と過疎化が進む中山間地域におけるエイジング・イン・プレイス- 共助型の移動支援と見守りサービスの構築を目指して -)のシンポジウムを総括していただいたように思いました。

またこのおばあちゃんの教え子だという研究会会員の女性の方が



『山間地域での移動手段の確保はもちろん大事だが、私たちは人に住んでもらうことをまず第一に考えます。
空き家バンク制度に加えてお財布が豊かでない暮らし方をする若いひとたちが住める家など山間部に用意していけると良いと思います。』



と勇気を持って発言されました。

いずれの発言にもあたたかい拍手が鳴り響きました。





















































































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Posted by 三河中山間地域で安心して暮らし続けるための健康ネットワーク研究会 at 12:06│コメントをする・見る(0)香嵐渓シンポジウム
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